子どもたちがぐっすり寝込んだ時間に。つぐみちゃん(3歳2ヶ月)が、一人トイレで手を洗っていました。偶然目に入り、その様子を垣間見ることになりました。
ペーパーで手を拭いた後、シンクをじっと見つめ、その周りの水滴を拭き取り始めました。そしてゴミ箱へ捨てに行きました。けれども、今にもこぼれそうになっているゴミ箱のペーパーを隣の空いている箱に移し始めました。そしてスライド式のドアをそっと音が立たないように開けて、眠っているお友だちの横を、抜き足差し足で進み、自分のマットに横になりました。
そこで、クラスの担任に伝えると、このような指導は特にしていない由。それではお家での指導かと、一連の行動を連絡帳に伝えたところ、「そんなことまでできているんですね。すごいです。びっくりです」。
「なんできれいにしてあげたん?」と聞いたら「キチャなかったから、ゴミがいっぱいだったから」と、書いてありました。
子どもは知らない所で、保育士や親の行動等を観察していて、育っていくものだな、と敬服しました。
日高博史記