社会福祉法人 アイリス康友会 曽師保育所 令和4年3月1日完成 建築家 歌一洋 元近畿大学教授
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2023年12月22日(金)15時34分

子どもの世界

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              「ソヨゴ」の赤い実と「サザンカ」の蕾

 冬晴れの園庭に2歳児の子どもたちが、小さいバケツを手に手に持って遊んでいる。その中には砂、木の葉、花びら、抜いた草等、賑やかに入っている。
 園庭に私が入ってくるなり、陽斗ちゃん(2歳10ヶ月)が、とんできて私の手をひき「こっちこっち」と垣根に連れて行く。そして「赤いの取って」と、指を指すのはソヨゴの小さい赤い実。他の子どもたちもいくつかバケツの中に見られ。ミニトマトと言っている、垣根の高いところにいくつか見える。手を伸ばして取ってやる。「もう無いよ」と言っても、「あれ」と指を指すのはサザンカの蕾。比較的奥の方にチラチラ見えるのを、手を伸ばしてどうにかとり、手のひらに乗せてあげると「いちごだ!」と、にっこり。かわいい手のひらにみずみずしいイチゴ、見紛うほど似ている。新鮮!届く限り他の子どもにもとってやり分けてやる。

 ソヨゴの赤い実をミニトマト。サザンカの蕾をイチゴと呼ぶその感覚を共有して、子ども心にかえった幸せなひと時であった。
                         2023.12.13  写真/文 I.M

2023年11月29日(水)13時04分

フィンガーペイント

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            1歳児クラスのフィンガーペイント

 1歳児クラス13 /17名参加。机に新聞紙を敷き詰めて、ポスターカラーの赤、黄、青の三原色をそれぞれの紙皿に入れ、紙皿から色を選んで、指先で紙に描くように保育士がして見せる。何が始まるのだろうと、不思議な面持ちで見つめる子どもたち。

恐る恐る指に色をつけて見つめる。
茫然としている。
大胆に手のひらに色を付ける。
指につけた色をじっと見つめる。
紙に付いた色を消そうとしている。
こうするのよ、と保育士の手助けで気持ちが乗っていく。
腕、服まで色をつけている子。
手を洗いたいと泣き顔の子。

 無表情で声ひとつ出さない、さまざまな様子に、全体的に汚れることの経験が乏しいことを感ずる。けれども、これを機会に、2歳児クラスになると、ボディーペイントをすればイキイキとした笑顔や「見てごらん」と楽しむ姿が見られるようになる。経験の大切さを知る。

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             子どもたちの遊んだ後の机の上

                   どろんこ遊び
当所の仮説園舎、コロナ禍でどろんこ遊びが今は途絶えているが、設立まもなくから続いていた遊びは名物でもあつた。
ある日曜日、その当時の子で小学校4年生くらいの子が園庭で遊んでいるので「そこで、何をしているの」と問えば、「ほら、○○ちゃんよ。体に泥を付けて遊んだところはどこ?」
「ここよ」と指差せば、「ここ?ここで?」と不思議な顔。「あの時、気持ちよかった。体に泥をいっぱい付けて」と。そのルーツを私に確かめる。 
ボディーペイントやどろんこ遊び等は欲求不満の解消にもなる。 

                             2023.9.7 文/写真 I.M

2023年08月21日(月)16時31分

お迎えはラッシュ

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            ほら、ネコがいるよ  2023.7.27

 夕方6時くらい前になると、お仕事を終えて子どもたちのお迎えの時間がラッシュになる。当所の門を出たところの道沿いに大きな樹木があり、茂みの中の幹の分かれ目に涼を求めて猫がいる。
「あっネコ、ネコ」、「ネコちゃん」といち早く見つけて大騒ぎ。「ネコちゃーん」と呼びかけたり、保護者はスマホで写真を撮ったり。ネコは下を見下ろして、キョロキョロ。微笑ましい光景です。

当所の掲示板には、当月の給食メニューと子どもたちの園内でのスナップ写真が貼ってあるのを、帰り際見ていられるようです。誕生会の中に自分の姿を見つけ出し、「ハッピーバースデー、ハッピーバースデー」と歌う1歳児の子。
給食メニューの中に真っ赤なスイカを見つけて「スイカ」と。「みんなスイカは喜んで食べますよ」と口添えをし、「お家でまた買ってもらったら?」と言うと、「スイカは高いからね」と母親。昨今の物価高に市民は喘いでいる。

お迎えが来ると、リュックを背負って、靴を履き、門を出る途中に小さな枯葉が落ちている。しゃがみ込んでじっと見入り、動かない。「何かな?」、「葉っぱかな?」。「帰ろう」「いや」「じゃ葉っぱにバイバイしよう」「バイバイ」。歩き始めるや石ころに気を取られ、またしゃがみ込む。「石さんバイバイ」。門を出る瞬間、「いや」。「じゃ、保育所さんバイバイ。また明日ね」。そして自分の車目指して一目散。

出勤前の親御さんたちは忙しい。さっと子どもさんを預けてバイバイ。
お迎えのひとときを、ゆっくり子どもさんの心に寄り添って、好奇心を満たしてやる姿が見られました。
                             写真/文 猪俣美智子

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