社会福祉法人 アイリス康友会 曽師保育所 令和4年3月1日完成 建築家 歌一洋 元近畿大学教授
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2021年11月16日(火)13時16分

コロナ禍のもとで…親子であそぼう会

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               市民の森 芝生広場

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      10ヶ月で歩き始めた蒼士ちゃん(現在1.1歳)と父親  


 コロナ感染症も、少し減少気味ということで小春日よりの日差しを浴びて、と言いたいところが、天気はあいにく、雨模様の空。
 
 神話街道に沿った南北10㎞に及ぶ広大な阿波岐原森林公園の中にある市民の森(30ha)にある、芝生広場で、親子であそぼう会を行いました。
 保護者、職員はすべてマスク着用。行事という行事は昨年から自粛したり中止したりでしたが、久しぶりに羽を伸ばした感があり、親子で楽しむことができました。
 競技をよそに、未来へ向かって駆け出すお友だちもいました。追いかけるのに必死の親。
 
 1時間あまりの集いでしたが、これを機会に自然の恵みに浴した催しの味を体験し、来年も行いたいと思うところでした。
              2021.11.6     写真/日高博史 文/猪俣美智子

2021年09月17日(金)14時50分

水のあけ移し

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           小布巾で拭いている芙逢ちゃん(1.8歳)
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             小布巾を丸めて絞っています。

              
 1.5歳〜2.9歳の子ども11人を前に、小盆、お椀2個、小布巾を準備して、保育士
がお椀に差した水を静かに傾けて、別のお椀に移す作業を何回も繰り返して見せます。
水がこぼれたら、小布巾で拭き、絞ります。
  
 子どもたちは好奇心の目で観察し、そしてそれぞれが作業開始。お椀の水を飲もうとする子、じっと隣のお友だちの様子を見てから始める子。すぐに始める子、沈黙の時間が続きます。そこには一つのテーブルに保育士がつき、移す様子、集中する時間をみます。
 飽きがきて、勝手に遊び始めた子には、他の遊びに誘います。15分、20分、30分、と時間の経過とともに人数が減ってきます。
 残り3人、2人、そして一人になった芙逢ちゃん(1.8歳)。何回もあけ移しを上手に繰り返し、溢れると小布巾で拭きます。絞る手際は年齢的に今一ですが、挑戦しています。保育士が絞ってあげると「ありがとう」。
 途中、席を移してもそのことに熱中。時間が迫って給食の準備をしなければならないので、隣の赤ちゃんたちの保育室に移動してもらう。それでも続きを行う。繰り返すその作業に飽きません。隣で給食が始まると、お椀を重ねて、おしまいと、保育士に差し出す。52分経過。長い集中時間でした。

 『モンテッソリー教育』(理論と実践)日常生活の練習 第二刊によると次のような記述があります。
    ある日、モンテッソリーは円柱さしの作業をしている3歳の女の子を見て非常に関心をもち、ちょうどその子の成長に適した教具でしたが、3歳にみられる精神集中よりもさらに遥かなものがあったので、女教師に頼んで他の子どもたちに歌をうたわせたり、その子のまわりを回らせたりしたのです。ところが、その子はこの騒ぎには無関心で自分の作業を繰り返しているのです。そこでモンテッソリー自ら妨害を試みたのですが、同じく作業を繰り返したのです。そうしてその子は同じ作業を何回か繰り返したのち、それを終えました。長い集中時間のあとであるにもかかわらず少しも疲れた様子を示さなかったのです。    
 
 現場で保育している私たちにとっては、どんなに声がけしても耳を貸さずに自分の作業に集中している子がいます。その時期に必要なものを獲得するために、環境中の特定の要素に対して、特別に敏感な感受性が、一定期間だけ現れてくるのです と、モンテッソリーは述べています。
 ここに子どもたちに試みた水のあけ移しで、芙逢ちゃんの作業に教えられるものがあります。
                   2021.8.31     写真/文 猪俣美智子

2021年07月27日(火)13時58分

おおかみさんになりたい

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          短冊に書いた願い事  かれんちゃんの母親

 7月7日七夕飾りに保護者より、子どもに代わって願い事を書いてもらいました。
短冊に「おおかみさんになりたいです」、そしてそのイラストが可愛いく、目を引きました。「えっ、なぜ?」、おおかみといえば、私の中には怖い、悪者というイメージがあります。かれんちゃん(2歳9ヵ月)のお便り帳を見たら、お家で、デイズニー名作アニメ15『3びきのこぶた』(2001年6月19日 第6刷発行)が好きでよく見ている様子が伺えました。なるほど!
 
 そこで、母親にその絵本を貸していただき、かれんちゃんに寄り添って見ました。
「わらのおうちだね」「そう」、「きのおうちだ」「そう」と、かれんちゃんがページをめくっていきます。れんがの家ができ、立ち上がったおおかみがブォーッと息を吹き込んでいる姿に思わず「かっこいいね」と絵に共感して、言ったところ「うん、かっこいい」とかれんちゃん。またまた、なるほど! 幼い子どもには、物語の内容よりも目に訴える力が強いと、新しい発見でした。
                                       猪俣美智子記

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