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ハイ ポーズ!
家庭ならどこにでもある洗濯バサミ。多すぎるくらい私も持っており、書類を仮に挟んだりして、重宝している。当所にもたくさん存在している。1〜2歳児の子どもたちは、面白がって自分の服を挟んで遊んでいる。ハサミ同士つなぎ合わせて「ほら、できたよ」と得意げ。保育士は自分の指を挟んで「痛い!」とパフォーマンス。泣きそうな顔をして同情する。
当所では、2歳児クラスでは「洗濯ごっこ」と称して、自分の上着を脱いで、
石鹸を使い、洗濯板でゴシゴシ。洗って絞って、サオ代りのヒモにかけ、洗濯
ハサミでとめる。黙々とその作業に熱中する姿が見られる。
一保育士が、「モンテッソリー 10種類 知育玩具」を参考にして、円形のカードを作り、その中にライオン、ペンギン、タコ、カニ等の絵を描き入れたものを作成した。
子どもたちは絵を楽しみながら、周りを洗濯バサミで止めている。「タコの足は何本?」という位止めている。
また、自分の上着の裾の周りをぎっしりと洗濯バサミで囲み、体を揺らせば音を奏で、カメラに向かって「ハイ、ポーズ!」ニコニコの緑ちゃん(仮名)3歳2ヶ月。
子どもは遊びの天才でもある。
写真&文 猪俣