社会福祉法人 アイリス康友会 曽師保育所 令和4年3月1日完成 建築家 歌一洋 元近畿大学教授
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2016年10月01日(土)10時16分

シロバナタンポポ

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          シロバナタンポポ(聾学校の庭園)
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          シロバナタンポポ(履いている靴と比べて)

  どうぞ お入りください と
  聾学校の大きな門が開いている
  わたしはつられるままに入る
  和らぎはじめた夏の日ざしをつれて

  広いみどりの芝生に置かれたテーブルとイス
  そこで憩う人 本を読む人
  手話でおしゃべりを楽しむ学生
  やさしい色とりどりのバラの花
  芝生一面に散りばめたように咲く
  白いたんぽぽの花

  はじめて出会った「シロバナタンポポ」が
  遠く旅に来たわたしに
  ゆっくりしてください と微笑む
  音のない一枚の絵のなか

                          2016.8     写真&文 猪俣美智子

2016年09月10日(土)12時30分

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          未桜ちゃん(2.5才)    綾音ちゃん(2.10才)
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             敬佑ちゃん(2.7才)    滉大ちゃん(3.0才)

 連日の猛暑。日の出前から盛んに「ジージー」「ジャージャー」とアブラゼミと、クマゼミの音が混じり合って鳴いている。当所は住宅街にあって、各庭には樹木がおおい茂っているので、蝉時雨がすごい。照りつける炎天下、蝉の鳴き声を心地よい音楽に聞こえる人、反対にうるさく聞こえる人がいるという話を思い出しながら、朝の出勤をする。
 登園してきた子どもたちは、9時のおやつを済ませて水遊びに興じます。園長が蝉を木の幹から素手で捕まえてきたので、蝉の胴体を糸で結び、片方の糸の端はしっかり手で握って、蝉を飛ばして遊んだ私の記憶を頼りに、試みました。子どもたちは珍しそうに目で追うと、蝉が子どもの服に止まったり、頭に止まったりします。それを器で受け止めようとしている子もいました。蝉にとっては必死で逃げようともがいているかもしれません。とんだ迷惑です。
 しかし、私たちは動物や昆虫たちと共存しているのです。身近にその動き回る蝉の姿を知ることは、貴重な体験になると思います。少し遊んだ後、「おうちにおかえり」と言って糸をほどいて飛び立たせました。一匹は隣の屋敷の木にとんでいき、もう一匹は園庭の日よけの内側に止まって、逃げようとしないでいつまでもいました。子どもたちと遊んで楽しかったのか、それともそこが涼しいのか、蝉のみが知る由です。
                  2016.8.12 写真:日高博史/文:猪俣美智子

2016年08月06日(土)11時05分

くり返し遊び

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       水移し遊び るりちゃん(1歳8ヶ月)   

 トレーに2個のお茶碗とフキン。1個には水が入っています。お椀からお椀へ、何回も水を移して遊びます。こぼれたらフキンで拭きます。るりちゃん(1歳8ヶ月)は、その作業に熱中すること30分あまり。他には見向きもせず飽きるまでしていました。移すごとに微妙な水の変化を楽しんでいる様子。先生が手本を示した通りに、こぼれたらフキンで丁寧に拭いていました。他のお友だちも楽しんでいました。 

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      砂遊び 幸之助ちゃん(2歳4ヶ月)

 春まだ浅い頃、子どもたちは陽気に誘われて園庭での遊びを楽しみます。思い思いの所で、それぞれのことをして楽しみます。
 そのような中、砂場に座り込んで黙々と一人だけままごと道具で砂を入れたり出したりして飽きなく遊んでいる幸之助ちゃん(2歳4ヶ月)がいました。
部屋に入る時間になってもお構いなし。1時間近くは「くり返し遊び」に熱中していました。この様子を母親に伝えると「それって、いいことですかね」と。「とってもいいことですよ。同じことを飽かずに何回も何回もくり返して遊ぶのは大切なことですよ」と、私は答えました。
 つまり、「見る、触る、聞く、たたく、匂いを嗅ぐ」などの五感を総動員して物事を感じ取り、学んでいくのです。同じ絵本、同じ歌、同じ言葉、つんだ積み木をつんでは壊し、また積む等、何回もくり返します。マスターするまで続きます。くり返しは子どもの仕事です。 
                          写真&文 猪俣美智子

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