社会福祉法人 アイリス康友会 曽師保育所 令和4年3月1日完成 建築家 歌一洋 元近畿大学教授
保育所へのアクセス
保育所の概要
行事カレンダー
育児方針
保育所の給食
園歌・園旗
保育所のニュース
ギャラリー
うたのひろば
施設長のご挨拶

■BGMをコントロールする■
2024年4月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
- - - - - - -
こんにちわ
過去の『こんにちは』はこちらから ►  

記事一覧

2022年09月28日(水)14時37分

帰り道はいっしょ

       保育園からの 帰りは
       ひろくんと お話をしながら
       ゆっくり歩いて帰ります
       家では 夕食の準備や
       お風呂のことで 落ちついて
       相手をできないからです
       ひろくんは 楽しそうに
       いっしょに 帰ってくれます
       時間的には 短いけれど
       平日に ひろくんのために
       できることの ひとつです
                        (11ヶ月)

図書『ひろくんは』(発行日/2015.5.28 著者/曽師保育所 代表 猪俣美智子 
発行社/銀の鈴社)

*保育士と保護者の間で、毎日やりとりしている連絡帳の中より、ひろくんのお父さんの記録です。(23ページ)
 
 ある夏の夕方、私が道を歩いていると奏ちゃん(2歳7ヶ月)が立ち止まってにこにこしながら近づいてきて、並んで歩き始めました。手には摘んだ花と拾った小石を持っていました。
 道路脇のプレハブの建物を指差して「工事現場」と教えるなり、スタスタと敷地内に走り寄り、溝のところで立ち止まって、渡れないことを確認していました。ハッとしていると「あぶないよ、気をつけてね」と、母親の掛け声。後ろからついてきていたのです。子どもの足の速さに驚き。
 
 在園児の親子と知り、話しが弾みました。
 「いつもこうなんですよ」と 母親、
 「家は車で5分くらいのところですが、こうして1時間位かかって帰ります。この時間が私の幸せの一つです」と。
 なるほど車の多い道ですが、歩道があるので少しは安心です。しばらくご一緒して私は別れました。
 子ども自身が命を守る術を学ぶ大切さを、教えられました。                                                
                              (猪俣美智子)

2022年07月14日(木)10時44分

ぶどうになりたい

ファイル 114-1.jpg$

 保育所からもらってきた七夕の短冊に「七夕のお願い、なんて書こうか?」と尋ねると「ぶどうになりたい」と娘(有純ちゃん 2歳11ヶ月)。そのまま書きました、とお母さん。
 えっ、なぜぶどう?と思うのは大人。
 「ぶどうになりたいの?」と保育士。
 「そう、なりたい」そして「メロンになりたい」とも。しばらく考えながら、
「大人になったら、パイナップルになりたい」そうです。
発達の段階で見られるアニミズムの世界に住む子どもです。

保育所でよく見ている果物の絵カードには、メロン、バナナ、スイカ、なし、ぶどう、みかん、桃、いちご、かき、くり、りんご、さくらんぼの12種類(公文のくだものやさい図鑑)のカードにそれぞれ色鮮やかに描かれています。

果物たちにも自分と同じように感情や感覚をもっているのです。
絵を見ながら、子どもたちはきっとお互いにお話をしていることでしょう。

大人になった私たちでも、いつのまにか発達の段階で失ってしまった「アニミズム」的思考の「かけら」をまだ持っていると思います。
子どもの言動により添いましょう。
                               猪俣記

2022年06月01日(水)13時45分

タオル風船

ひろくんが お風呂の中で
ふちをつかんで 立っていると
パパが タオルで風船を
作ってみせました
ひろくんは
喜んで両手を離して
タオルをつかみ
ニコッと 笑ったとたん
お風呂に ズブズブと沈み
お湯を呑んで むせました
けれど泣かずに 笑っていました
             (1歳)

図書『ひろくんは』(発行日/2015.5.28 著者/曽師保育所 代表 猪俣美智子 発行社/銀の鈴社)

*保育士と保護者の間で、毎日やりとりをしている連絡帳の中より、ひろくんのお父さんの記録です。(28ページ)
お父さんのひろくんへの暖かいまなざしと愛情が感じられますます。
また、自分の幼い頃父母からしてもらった経験、そして自分の子どもにもしてやったタオル風船、懐かしく思い出します。
                            (猪俣 記)

このサイトはInternet Explorer 5.0、またはNetscape Navigator 7.0以上のバージョンでご覧ください。
当サイトのテキストおよび画像の無断転載、再配布などはおやめください。
Copyright (C) 2005 曽師保育所 All Rights Reserved.