ある日の夕方、子どもたちが園庭で遊んでいるところをフェンス越しに見ていると、4〜5人の子どもたちが寄ってくる。そこへハルミ(仮名2.10歳)ちゃんが走り寄り、「こんにちは」と。久しぶりに会ったので、「あら、ハルミちゃんこんにちは、元気だった?」「うん」。
そして急にドクターハルミちゃんのお医者ごっこが始まります。周りに集まっていたお友だちに「眠ってください、眠ってください」と地面に伏せるように言って、聴診器がわりの小石で背中、お腹に当て始める。4〜5人の子は喜んで従っている。一通り診察?すると、
「なんでお医者さん?」と、自問自答。「格好いいからよ」と代わりに答える。「黒い服の園長先生は、どこにいる?」「お2階いるよ」「なんでお2階にいると?」「お仕事しているよ」「なんでお仕事しているの?」と、矢継ぎ早に、頭に浮かんでくるままに言葉が出る。
少し間をおいて、「赤ちゃんはなんで着物着てないの?」「赤ちゃんは裸なの」「なんで?」。
あたりを見回して、「あぁ、外山先生、どこにいる?」「あっ、帰っている。なんで帰ると?」
「先生(猪俣)も帰るわね」「なんで?」「さようなら」「バイバイ」。矢継ぎ早になんでの洪水、楽しい会話のひとときでした。
2〜3歳頃のなんでは素朴ですが、4〜5歳のなんで?どうして?の「根問いの頃」は、はっきりとした説明を要します。
どうしてお月様は丸いの?」と聞かれたら、さぁー、どうしましょう。一緒に調べると良いですよ。あるいは毎晩、お月さまの観察を一緒にすることも良いと思います。
猪俣記

