社会福祉法人 アイリス康友会 曽師保育所 令和4年3月1日完成 建築家 歌一洋 元近畿大学教授
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2018年05月17日(木)15時17分

宮島の鹿

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           紙袋をめぐって男の子と鹿の格闘

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          紙袋の一片を食いちぎり、食べている鹿

             
 宮島の厳島神社へ通じる参道には野生の鹿たちが多くいる。人懐っこく近寄ってくる。何となく痩せて毛色も良くない。入り口には「鹿にエサをあげないでください。鹿を山へ戻すプロジェクトをしています」という看板が設置されてある。行き交う人々に鼻をすり寄せてくる。エサを欲しがっているに違いない!やるわけにはいけない。持ち合わせもない。
 と、道路脇でベビーカーをとめていた家族に近づき、そばで男の子が持っていた紙袋を、鹿が引き裂き始めると、必死に取られまいとする男の子との格
闘が始まった。鹿は袋の襠に当たるところをサッと食いちぎり、もぐもぐと鼻を動かしながら綺麗に食べた。
 紙ならまだしも、飢えてごみ捨て場のビニール袋を食べて死んでいく鹿もいるとか…。観光客を鹿で呼び込み、今では増えすぎた鹿!人は鹿たちを山へ戻すことができるだろうか。
 参道のほとりにお弁当を広げている家族の脇に、その一員であるかのように四つ脚を折って座っている一匹の鹿は、食べ物をもらっていた。
 穏やかに晴れた空、そして海中に建っている大鳥居が、折からの干潮で脚のたもとに、多くの人が群れていた。
                  2018.4.30   写真/宮崎康子 文/猪俣美智子

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