今年も近くの畑で芋ほりをしました。例年に変わらずおいしい芋です。芋のツルを少し残して、引きながら掘っていきます。小さな手で一所懸命。「あったよ、ほら」と保育士に見せます。
そのような姿を写真に撮っていると、「ほら、大きいの、小さいの」と言って、目の前にぶら下げて見せに来たのは、まさとちゃん(3歳0ヶ月)。「あら、ほんとだね。良くわかるね」と感心すると、すたすたと、畑にもどり、しばらくして又、「中くらい」と言って、持ってきました。なるほど先の芋に比べて中くらいの大きさです。またまた感心する。
担任保育士にそのことを報告すると、イギリス民話『3びきのくま』(株:金の星社)の読み聞かせをしたからでしょうとのこと。改めて読んでみる。大中小がしっかり強調してある。大中小の熊を芋に置き換えることができたまさとちゃんと絵本の力に感じ入りました。
子どもたちは3時のおやつに蒸かした芋を、いつもよりたくさん食べていました。「おいもほり、たのしかったね」とは、1歳児のクラスの子。
芋ほりを楽しむ子どもたちを、微笑みながら見守ってくれる、お芋のおじちゃん、今年もありがとう!
写真/文 猪俣美智子