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向かって左奥:洗濯板で洗っているところ
左手前:水を張った容器で、濯ぎ絞る
右手前:ロープに干しているところ 写真 日高博史
「ゴシゴシ」
8月下旬、暑い盛りに2歳児13名が園庭で、お洗濯遊びをしました。保育士が小さい洗濯板で子どもの肌着に石鹸をつけて、ゴシゴシ洗って見せ、次は水を張った容器で濯ぎ、絞り、それから低く張られたロープに洗濯はさみで止めていきます。その手順を、しっかり見て、説明を聞き、そして作業にとりかかります。子どもたちはそれぞれに洗濯のイメージを捉え、何のためらいもつまずきもなく、きちんとこなしていったのには驚きでした。
観察してわかったことー
初めて見る洗濯板を、「ゴシゴシ」という。
洗濯することを、「ゴシゴシする」という。
石鹸の泡の立て方が上手。このことは、トイレに行った時や、食事前の手洗いの習慣が身に付いている。しっかり洗い流すことも然り。
「ギュッと絞ってね」の保育士のことばに、手首を右左にひねる動作に、一生懸命に挑戦していました。
洗濯はさみの使い方がとても上手なのは、ひと頃たくさんの洗濯バサで「自由遊び」をしていたためでしょうか。
洗濯遊びの後、子どもたちは給食をすませ、今お昼寝をしています。
園庭には干されたそれぞれの肌着が、夏日を浴び、目覚める頃にはパリパリに乾いていることでしょう。
猪俣美智子記