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左から愛翔ちゃん(1歳4ヶ月) 結音ちゃん(10ヶ月)
乃桜ちゃん(9ヶ月) 撮影/日高由美子
しゃぼん玉
作詞 野口雨情 作曲 中山晋平
一 しゃぼん玉 とんだ 屋根までとんだ
屋根までとんで こわれて消えた
二 しゃん玉 消えた とばずに消えた
うまれてすぐに こわれて消えた
風 風 風 吹くな しゃぼん玉 とばそ
この歌の歌詞は一説によれば、野口雨情の二歳になった娘が疫痢で急死し、そのときの愛児に対する気持ちがこめられているという。はかなく消えた幼い娘への鎮魂歌でしょうか。
しゃぼん玉は洋の東西を問わず、子どもたちの遊び。ストローで吹けない子どもには先生が吹いてみせます。手で捕まえようとしたり、目で追って床に落ちれば指先でつまもうとしたりします。とても不思議で興味深々です。赤ちゃんたちは二階のバルコニーで楽しみます。
当所の「七夕まつり」では、しゃぼん玉製造機で一度にたくさんのしゃぼん玉を飛ばし、親子で楽しみました。
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しゃぼん玉のパフォーマンス 外国の広場で 撮影/宮崎康子
「シャボン」とはポルトガル語で「石鹸」を意味します。
因みに「シャボン玉」は英語で「soap bubbles」。「シャボン玉を吹く」は「blow
bubbles」。blow bubblesには空論をたてると、いう意味があります。従って、童謡「しゃぼん玉」のような底知れぬ悲哀、生命のはかなさへの詠嘆は、英語bubbleにはないようです。
参考図書 英語イメージ辞典
猪俣美智子記