先生といっしょに制作したYちゃん(3才6か月)の作品
新しい年が始まって、お昼の給食時、2歳児(11名)クラスに行くと、子どもたちそれぞれが制作したとみられる雪の結晶が展示してありました。
「あら、きれいね。これ、なーに?」と感動して尋ねると、
「ありのまま」「ありのままで」「アンよ」と、答えがいくつも返ってきました。
「そう、きれいね」といえば、うれしそうな様子の子どもたち。
制作過程を担任に尋ねると、白い画用紙に子どもたちに好きなように、クレヨンで画き、それを担任保育士が雪の結晶に切り抜いたものを、水色の画用紙に糊をつけて、子どもたちの手をそえて、そっと貼っていった、ということでした。雪の結晶が美しく映えています。
ありのままの姿みせるのよ
ありのままの自分になるの
降り始めた雪は 足音消して
真っ白な世界に ひとりのわたし
風が心にささやくの
このままじゃだめなんだと
…………………………………
ずっと ずっと 泣いていたけど
きっと きっと 幸せになれる
もっと 輝くの
これは大ヒットしたアニメ映画「アナと雪の女王」の劇中の歌詞。テレビでも街の中でも流れるこの曲に、雪を重ねて、2歳児の子どもたちにも、美しく響くのでしょう。雪=「ありのままで」なのですね。
美しい雪の結晶のデザインは、担任保育士がネットより「雪の結晶」の簡単な作り方<切り絵>を参考にした。
今年の元旦には、10年ぶりに宮崎の街に雪がちらつきました。
2015年1月13日 猪俣美智子記
註:「アナと雪の女王」 ウォルトディズニースタジオ制作による2013年公開。
2013年度アカデミー長編アニメ映画賞受賞。