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2011年07月23日(土)13:02
曽師保育所Q&A その5

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Q 園庭にある「アポロジーの丘」はどういう意味ですか?
A 本来の名は「トポロジーの丘」(位相数学の丘)と云います。
   数学の分野でトポロジー(位相)と云うのがあります。日本では昔から
  「八幡のやぶ」といって出入り口が一つの迷路として知られています。そ
  の原理を小さい子ども(当所は三歳未満児)向きにやさしく設計して、そ
  の名も、亜、トポロジーの丘、それがつまってアポロジーの丘と名付けま
  した。
   数学に造詣の深かった、初代理事長済陽(わたよう)良雄が考案したも
  のです。

 その理事長の言葉
  位相数学というのは、どんな位相空間でも成立する数学を研究する学問で
 あって、園庭の丘は、丘の表面と、三個のトンネルの中を、一つのつながっ
 た面として、つまり、二次元の世界としてとらえます。この世界で成立する
 数学を考えてみると、直線または曲線における、内と外はどうなっているか、
 或は又、表と裏とを区別してとらえることが出来るか、之等の変な面に三角
 形の性質はどうなるか等。
  この丘の格好が子供の頭の中に印象として残れば、将来、何等かのプラス
 として、働くのではないか、をねらった丘である。
  数学は裏表のない世界があるのに、人間社会ではどうして、できないのだ
 ろうか。                     (理事長原文のまま)

 アポロジーの丘 解禁の日

 園庭の一角に、大きな土管のトンネルが3個、それを覆って何とも奇妙な土
の山が作られました。毎日子どもたちは部屋の中から眺めており、そばに近寄
ることが出来ませんでした。
 今日(1983.8.25)は、その解禁の日です。「パンツ一枚でお外に出よう!」
と先生たちの声で、一目散に山めがけて突進です。土管をくぐり抜ける子、土
山を滑りながら登る子、転ぶ子、登ったのはよいが、降りるのが恐いといって
泣く子等大はしゃぎです。最後の仕上げをどうしたらよいか、工事のおじさん
も観察です。
 思い思いに子どもたちは挑戦して、新しい遊びを見つけています。バケツに
水をくんできては山の土にこぼして転んだり、トンネルの中に水や土を入れた
り、スコップで土を掘り始めたり、追いかけごっこや、かくれんぼ、みるみる
どろんこです。
 汚れれば、水洗い場で洗い、また汚して、ずいぶん遊びました。土管の中が
土で汚れると、バケツと雑巾を持ってきて、拭き掃除を始めたのは雄貴くん。
滑っても滑っても挑戦しているのは彰英くん。大輔くん、将太くんも挑んでい
ましたよ。
 女の子で男の子に混じって勇気あるのは愛ちゃん、梨奈ちゃん、それに百合子ちゃんもこわごわ挑戦していました。中でも土管の突端に立って勇ましくと
び下りおりたのは愛ちゃんでした。年齢の低い子は、土だと滑るので登るのが
大変なようです。

考察
 ・土管の入り口のフチをどうしたらよいか。
  子どもたちの様子を観察していると、結構子どもたちは気を配って、入っ
  ているようです。ただ「やすり」だけはかけてもらいました。
・ 山の土…黒土と粘土です。汚れる、滑る、雨に流れる、という難点があり、
 小さい子には登るのが難しいようです。そこで芝生を植えてみては?等と
 いろいろ考えます。

近所の子たちに
 芝生を植えた「アポロジーの丘」は近所の子たちの評判になり、園が休日に
なると、「『アポロジーの丘』に遊びに行こう!」といって、小学生も混じって、
楽しんでいる姿が散見されました。

先生の日誌より
 ・アポロジーの丘のトンネルの上にまたがって「ブーブー」と車の運転の真
 似をしていた。保母が「のせて!」というと「いいよ、うしろに乗んなさ
 い!」とハンドルを切っていた。
・ 「お弁当もって山に行こう」といって、アポロジーの丘に登って遊ぶ。ア
 ポロジーの丘から降りた時は「町に行こう」という。
                       (2歳児クラス 1986.6)    

ある日ある時
 お昼の給食の時間のこと。2歳児クラスの先生が、子どもが3人いない、ど
こを捜してもいない、といって、他の先生の助けをもらって血相を変えている。あそこの鍵もここの鍵もかかっている。「どこへ?」。さっきまでちゃんといたのに、とオロオロ。もしかして、とアポロジーの丘のトンネルを覗くと、にやにや。先生を困らせようと企んだ仲良し3人組。
 アポロジーの丘はアジトでもある。
                           猪俣 美智子 記

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