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2011年01月11日(火)10:32白兎神社 今年は卯年。初詣は近くの一つ葉稲荷神社へ行くのが例年となっている。朱塗りの低い鳥居がいくつも続くなかを通り抜ければ、本殿が待っている。どこの神社もそうであるように、周囲は樹木に囲まれている。ここは海が近く松が多い。大勢の人々で賑わっている。 ふと気がつくと、本殿の裏に「白兎神社」があるとの看板がある。そして次のような言葉が書かれてあった。
—— 災害 厄除 開運の白兎の由来—— 約350年前に、西海大地震に襲われ周辺の神社は津波の被害に遭ったが、その時当神社に一匹の白兎が現れ、津波を蹴って救ったとつたえられ、災害からの「守り神」とあがめられてきた。
なるほどと思い、裏へ廻ると本殿裏の高いところに白兎の絵があり、その下にはお賽銭があげられてあった。 350年前、大地震、津波、白兎、蹴って救った、という語彙の中に、津波を蹴って救ったという謂れに、共感を覚えると同時に、いつどこで起こるか分からない災害、特に大地震による津波の恐ろしさを改めて噛み締める思いでした。 平成23年1月 猪俣 記
新年 2010年 1月1日
おめでとうございます こどもたちにとって明るい年になりますように
カマキリさん 2010年 12月18日
10月の下旬、保育所園庭で遊んでいると「ムシ、ムシ」と言いながらYちゃん(2歳5ヶ月)が保育士のエプロンを引っ張って、その「ムシ」の場所まで連れて行きました。その「ムシ」の正体とは、10cm近くはある大きな茶色のカマキリでした。子どもたちは、よってたかってカマキリを見ようとします。カマキリに声を掛ける子ども、素手で触ろうとする子どもなど、それぞれです。しばらくすると、ある子どもが興味本位でカマキリに砂をかけたり、スコップでたたこうとするので慌てて止めに入りました。
下記は保育士と1歳児の子どもたちとの会話です。 保育士 「カマキリさん、かわいそうでしょ、痛いって言っているよ」 Rちゃん「イタイッテイッテル?」 保育士 「うん、痛いって言ってるよ、カマキリさんお家に帰れなくなるじゃない」 Rちゃん「オウチニカエルト?」 保育士 「うん、カマキリさんにもお母さんがいるのよ」 Rちゃん「パパハ?」 保育士 「パパもいるだろうね」 Nちゃん「バッタサンゴメンネ、ヨシヨシ」と言って、カマキリをなでる真似をする。 Mちゃん「カマキリサン、ダイジョウブ?」 保育士 「みんなが見えるように、ここに置くからね、お家に帰してあげようね」と言って、園庭のフェンスの裏側にあるおしろいばなの上にカマキリを移動させる。 その日は、風が吹いていて肌寒い日であった。5人の子どもがフェンスに集まり様子を見ている。先ほど移動させたカマキリが、おしろいばなの上で一時的に動かなくなったのに気付く。 Nちゃん「トマッタ、バッタサンキヲツケテ、アルキシテ」。(歩いての意) 又、風の影響で、おしろいばなが激しく上下に揺れているのを見て、 Rちゃん「ブランブランシテル、サムイヨ」 Mちゃん「ハヤク、ガンバレ」。
しばらくフェンスに顔を近づけ様子を見ていたのですが、カマキリはおしろいばなの陰に隠れて見えなくなりました。子どもたちはフェンスに顔を押し付けたり、場所を変えて探したりするのですが見つかりません。その内、Rちゃんが「オウチニカエッタ」と言ってその場を去ると、他の子どもたちも、「バイバイ」と手を振り別の遊びに移って行きました。 身近な動植物に親しみを持つ事は、とても大切な事だと思います。しかし、始めのうちは興味本位で接して行くのが子どもたちです。生命の尊さを、私たち大人が繰り返し教えて行くことが必要だと感じた出来事でした。 (1歳児担当 日高由香子 記) 注 (Nちゃん2歳2ヶ月 Mちゃん2歳3ヶ月 Rちゃん2歳6ヶ月)
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