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2010年04月24日(土)14:03屋根より低いこいのぼり 4月の始め、園庭に鯉のぼりをあげました。室内からその様子を見ていた子どもたちは、窓辺に集まり、「鯉のぼり」「おっ、おっ(鯉のぼりを指差して)」と大興奮。園庭の鯉のぼりは、「屋根より低い鯉のぼり」です。戸外遊びの際は、鯉のぼりの尻尾を引っ張って遊んでいます。 更に、鯉のぼりを間近で見せてみたいと思い、2mの鯉のぼりを持って来ました。 子どもたちの反応は・・・ 保育士・・・(鯉のぼりを広げ)「これ何かな?」 Yちゃん(1歳11ヶ月)・・・「(ウロコをなでて)きれー」 Rちゃん(1歳11ヶ月)・・・「鯉のぼり!」。(鯉のぼりの銀色の目を見て)「折り紙!」 Nちゃん(1歳10ヶ月)・・・(鯉のぼりの口の部分に顔を入れ)「おーい、ばぁ!」 Mちゃん(1歳11ヶ月)・・・(鯉のぼりの銀色の目を見て、指で押しながら)「ボタン」 間近で見た鯉のぼりは青色でしたが、ウロコや目に使用されている金・銀色に特に反応しているのが分かりました。
(1歳児担当 日高由香子 記)
赤ちゃんとともに5年間 2010年3月31日
短大を卒業して、この曽師保育所に就職し、5年が経ちました。振り返ってみれば、あっという間に過ぎ去った月日のように感じます。この5年間、赤組(0歳児クラス)を受け持ち、赤ちゃんの成長を毎日のように見てきました。保護者よりも先に子どもの成長を見ることができたり、保護者と一緒になって子どもの成長を喜んだりとたくさんの思い出がよみがえってきます。 赤ちゃんが泣き出したとき、何で泣いているのか分からずに苦労したこともありました。オムツも替えたし、ミルクも飲んだばかり…。眠いのかなぁと寝てくれるようにするものの逆に泣き声はヒートアップ、どうしよう、眠そうだよなぁ〜、早く寝てくれればいいのに…、と思うことも。どうして良いか分からずにいると、先輩保育士から「早く寝てくれればいいのに、と思うと、それが子どもに伝わって、余計寝なくなるんだよ」と、教えていただいたことを思い出しました。気持ちを落ち着かせるために、深呼吸を1つ。抱いたときの赤ちゃんの体位も少し変えて、寝てくれるように再チャレンジ。赤ちゃんも次第に落ち着いて、眠ってくれました。そのときは、達成感のようなものがあり、嬉しかったことを覚えています。 また、赤ちゃんの笑顔を見たり、笑い声を聞いたりしたときは、こちらまで一緒に笑ってしまうぐらい、日々の保育の中で、私自身が子どもたちに癒され、そして、元気をもらっていました。保護者の帳面(保育所と家庭での子どもの様子を連絡し合うノート)の中でも、子どもの笑顔を見ると、仕事の疲れが飛んでいきます。と書かれる方々がいて、納得して読んでいました。私たちが笑えば子どもも笑い、子どもが笑えば、私たちも笑ってしまい、また逆のこともあり、自分がつらそうにしていると、子どもが慰めてくれるように側に来てくれることもありました。子どもはとても敏感で、大人の気持ちに気づくのに長けているんだろうなぁと常々感じています。本来は逆でなければいけないはずなのに、精神面で子どもたちに助けられていた部分がたくさんあるように思えます。子どものパワーはすごいなぁと、つくづく感じます。
就職して1年目、私は副担任として赤組にいました。クラスの責任者である先輩保育士がクラスに入ってくるだけで、子どもたちの雰囲気がパアッと明るく変わっていたのを覚えています。子どもたちの反応の違いを感じ、先輩保育士の存在はこんなにも大きいのかと痛感しました。私もいつかあんな風になれたら…、と思いながら今に至ります。そうなれたかどうか、自信はないです。しかし、1年目より2年目、2年目より3年目と、私なりに少しずつ成長できたと思っています。私が成長できたのは先輩保育士の方々を始め、この5年間で一緒に働くことのできた職員の方々、また、曽師保育所に登園してきた子どもたちと保護者のおかげです。 曽師保育所で過ごした5年間を胸に、私は一旦、保育の現場から離れ、新しい道へと進んでいきます。ありがとうございました。
(0歳児担当 岩野三紀恵 記)
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