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2009年07月27日(月)17:36
あっ!お月さまが欠けた

 7月22日、国内では46年ぶりとなる皆既日食が、鹿児島県トカラ列島などで見られましたが、曽師保育所の在る宮崎市でも、太陽の約95%が欠ける部分日食を見ることができました。
 当所では、子どもたち自ら太陽や周辺の様子の変化に気付いてもらおうと、あえて何も言わずに、いつも通り10時に園庭へ出ました。あいにくの雨模様でしたので、参加は2歳児11名でした。
 午前10時40分頃、雨は降っていませんでしたが、どんよりとした空で辺りは薄暗く、日が暮れる20〜30分前の雰囲気でした。子どもたちは、周りを気にすることなくシャボン玉あそびに夢中でした。私は「この雲では日食は見れないかも...」と半分は諦め気味でした。ところが、日食が最大になる10時58分頃、厚い雲の切れ間から薄っすらと約95%欠けた太陽が顔を覗かせたのです。あまりに急で一瞬のことに、子どもたち自らに気付かせることは難しいと思い、「お空!お空!」と2階のベランダから下の園庭にいる子どもたちに大声で呼びかけました。子どもたちは、私や保育士の声かけで、空を見上げました。空は相変わらず厚い雲に覆われていましたが、時々、切れ間から神々しい光を覗かせていました。
 雲のフィルター越しに日食を見た子どもたちは、「あっ、お月さまだ。雲に隠れたら消えちゃった。ねんねするのかな...。」「ほし(月刊誌の表紙)、キラキラ、いっしょだね。」左にわずかに残った光を見て、「初めて見た、お星さまだ。」右に移った三日月状の光を見て「お月さまだ。」などとそれぞれに想いを表現していました。
 11時30分をすぎ食事時間には、子ども「あーっ、晴れたね。」保育士「お月さまどこ行った?」子ども「雲の上にご飯食べに行ったんじゃないかな。」という会話があったり、翌日には、園庭に出る際に、「お月さま見にいこうね。」その後、「いなかった...。」という言葉が聞かれたりしました。子どもたちは、太陽をお月さまと思ったようでした。
 次に日本で皆既日食が見られるのは、26年後です。その時に子どもたちは28〜9歳、曽師保育所のことを思い出してくれるでしょうか。         (事務 日高博史 記)


知事さんのおだんご−その後− 2009年7月16日(木)17:36

5月下旬 園庭にて
 保育士が、園庭の土山でおだんご作りをしているとTちゃんが来て、「キュッキュッして、Tくん(自分のこと)にちょうだい」と催促する。1つもらうと園庭東側の門の下へ運び、そこでこわす。2つ目も同じ。
 3つ、4つ目のおだんごは置いた後にこわす。保育士がいる土山に戻って来たTちゃんは、「知事さんおいしーって」「ほら、あっこ」と門の下を指差す。

6月4日 とうもろこしの皮むき
 毎週木曜日には、おやつにとうもろこしが出る。皮付きのとうもろこしを子どもたちにむいてもらう。むきながら、「バナナ」「たけのこ」「みかん」という子どもたちであった。むくという経験の認識が、バナナのようだ、〜のようだと、とうもろこしの事を言っている。
 皮をむいた黄色のとうもろこしを集める事になり、「おやつの時にあげるから、調理の先生に渡すわね」と声を掛けていると、Tちゃんは大事に胸に抱え「知事さんにあげる!」と言って離さなかった。

6月19日 夕方の園庭で
 保育所の園庭には、藤棚があり毎年白い花を咲かせている。その花が枯れると、緑の葉っぱが生い茂り、えんどう豆に似たさやが出来る。それを見つけた子どもたちが「取ってー」と催促するとTちゃんも「知事さんの取って」と言って取ってもらっていた。
 この日、いつものように知事さんに持っていく事はなかった。

6月22日 保育室内で
 一人遊びをしていたTちゃんが「これ知事さんの」と保育士に言っているのを聞いていたSが「おじさん?」とTちゃんに確認する姿が見られた。
 数日後、「知事さん」と覚えたSは、事あるたびに「はい、知事さんのでしょ?知事さんに持っていくの」と言ってTちゃんに玩具を渡していた。

6月某日 保育室で
 室内でブロック遊びをする。ままごと道具のボウルにブロックを入れるとOとSが「はい、知事さんの」と言ってTちゃんに渡す。それを見ていた他の子どもが、そのボウルを取ろうとすると、Tちゃんより先に2人が(Oちゃん、Sちゃん)「知事さんの、ダメ」と言っていた。


6月29日 園庭にて
 保育士が他の遊びをしていると、Tちゃんが来て「先生、おだんご作ってーTちゃんにもちょうだい」と手を引いて土山に連れて行く。1つ作って渡すと、いつものように園庭入り口の門の下に持って行き、門と平行に置く。2つ、3つ続けて持ち運び、門の下に3つのおだんごを並べるとつぶし始める。それを見た他児が寄って来て一緒につぶそうとすると、「知事さんのおだんご」と言ってつぶれていないおだんごをあわてて手にとって安全な場所に移動させていた。安全な場所とは、窓の格子の中であった。その中におだんごをそっと置き自分の体でカバーしていた。

*園庭東側の門の下で、知事さんが、Tちゃんのおだんごを食べてくれているような光景が髣髴と浮かんでくるようですね。                                   (日高由香子 記)


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