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2008年10月25日(土)09:52お芋ちゃん 10月下旬、保育所近くの畑で芋掘りをしました。芋掘りをするにあたり、子どもたちに少しでも芋について知ってもらおうと職員で色んな事に取り組みました。まず、芋がどこにあるのか?どんな葉っぱが付いているのか?を手作りペープサートで教えたり、絵本を読んだり、実際に本物の芋を見たり触れたりしました。子どもたちは、前日より「大きいお芋掘るわ。」「赤かなあ〜?」(2歳7ヶ月)と楽しみにしているようでした。 当日、汗ばむような天気の中芋堀りが始まりました。まずは、芋にかぶさっている沢山の葉や茎を取り除きます。保育士の横で、体を傾け「うんとこしょ、どっこいしょ。」(3歳6ヶ月)と言いながら取っている子どもがいました。子どもの力では茎は簡単に抜けないので、必死になるのも当然です。靴が脱げてもやり続けていました。次に、土の中の芋を掘りました。土から「ちょこん」と顔を出している芋を見つけると飛びつき「見つけた〜。」と大興奮し再び「うんとこしょ、どっこいしょ。」と掛け声が聞こえてきました。抜けた瞬間、勢いでしりもちをつくものの、自分の力で取れた事に得意気な表情を見せてくれましたよ。その中で、掘った芋を自分の脇に抱え肌身離さず持っている子どもがいました。大きい芋だったので、作業しにくいのでは?と思い「置いてきたら?こっちも掘ろうよ。」と声を掛けると「ママのお土産にすると。」(3歳2ヶ月)と言って最後まで離しませんでした。 最後は、掘った芋を水洗いします。水をはった大きな容器に芋をいれ、芋に付いた土を落とします。実はこの作業が、子どもたちに1番人気でした。子どもたちは、容器の周りを取り囲み、芋を洗いながらこんな会話をしていました。「お芋気持ち〜。」(2歳8ヶ月)「何か、お芋のお風呂だね?」(3歳)「(水が)ちゃぷちゃぷしてる〜お顔きれいになったよ。」(3歳3ヶ月)「お芋ちゃん。」(2歳7ヶ月)中には洗う前(土付きの紫色)と洗った後(鮮やかな紫色)での芋の色の違いに気が付いた子どももいました。 掘った芋は、おやつ時にふかし芋として出されました。「このお芋はさっきとってきたものだよ。」と言うといつもに比べ興味を示し食べてくれました。畑で芋が育つ事を知り、自分たちが収穫した芋が調理されテーブルに並べられる事で食べる事を楽しんでくれる機会を少しでも増やしていけたら良いなと思った1日でした。
(2歳児担任 日高由香子記)
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