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2008年03月12日(水)15:25肩車 青い空の色が少し緩んで もうすぐ冬が解けそうな日 保育所の庭で遊ぶ子どもたちを 陽射しはやさしく包んでいる
空の遠くのひとところ 湧きあがるように黒いかたまりが みるみる大きくなって近づく カギとなってアオサギの群れ サワサワと羽音がきこえる
あっ!あーと、ボクは叫んで指を指した 先生もお友だちもつづいて見上げる みんな同じ表情、顔、顔、顔 突然の光景に見とれている
一番始めに気づいたのはボク 先生に肩車されていたんだよ 空に一番近い所にいたからなぁー 鳥たちは一つになってどこへ行く?
註 季節が冬から春に変わる頃、ちょうどその日私は、保育所の 二階のベランダにいました。園庭で喜々として遊んでいる子ど もたちの姿を眺めていた時の、思わぬ出来事でした。その時の 光景を詩にしたものです。 (詩&記 猪俣)
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