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2007年07月30日(月)15:32
子スズメの願い

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   二週間たったスズメ

 平成19年6月1日付けの朝日新聞の大阪版に、旭署の地下の車庫に転落したスズメが、署員に保護され、カゴの金網越しに親鳥が口移しで子スズメにえさを与えつづけ、無事空へ飛んでいったチュン太郎の記事を知った。
 それに加え、私も昨年屋根瓦から地面に落ちていた雀のヒナを、保護したのを思い出した。「猫に食べられたら可哀相」(この辺ノラネコが多い)とばかり、箱に布を敷き水とすりつぶしたごはんを与えたが食べてくれない。そこで小鳥店に相談したら「今頃はよくヒナが落ちますよ。恐らく親鳥が突き落としたんでしょう」と衝撃的な言葉を胸に抱いて、ヒナの養い方を聞き、すりえを買って育てることにした。鳥かごの中で順調に育っていくチュン(ヒナの名)に可愛さと愛情が湧き、やはり空へ返してあげることが、本当の愛情ではなかろうかと悩んだ。

  子スズメの願い

 屋根瓦の 巣の上から
 母さん雀に
 つき落とされた
 子スズメ チュン チュン

 生まれてからの 育ちが 良くないといって
 母さん雀に
 つき落とされた
 子スズメ チュン チュン

 弱いものは 生きて 行けない
 自然界の 厳しさ
 母さん雀は 知っている
 子スズメ チュン チュン 震えてる

 息も絶え絶え 助けられて
 鳥かごの中
 じっと 蹲る
 子スズメ チュン チュン

 飢餓(うえ)も恐怖(おそれ)も 除いて くれてありがとう
 やさしい人間(ひと)の
 指を啄ばむ
 子スズメ チュン チュン

 弱いものも 生きて行ける
 人間界は 温かい
 おかげで 産毛(うぶげ)も ぬけました
 子スズメ チュン チュン 羽ばたく

 だけど
 大空翔けたい 広い空を
 母さんの いる空を
 大空翔けたい 広い空を
 母さんの いる空を
 このまま かごの鳥には なりたくない
          (詩 葉月みつる)

 そこで再び小鳥店に相談に行った。どうしたら無事に空へヒナを還すことができるだろうか__と。「まだしばらくかかりますよ」との答えに困ったが、私はチュンを預けることにした。きっと大空に還って行けるだろうことを信じて。
 一年が経ちわが家の屋根と電線を往き来している、親鳥と若鶏の姿が微笑ましく見られる昨今である。                          (7月5日記す 猪俣)       

食後のデザートは”イリコ”

 当保育所では、給食のダシを取った後のイリコ1尾丸ごと(頭、腹わた付き)を捨てないでお皿に盛り、子どもたちのテーブルに出しています。1、2歳児の子どもたちにも食べやすい小さめのイリコです。
 子どもたちに「ご飯のおかわりいる?」と聞くと「(お代わりは)もういらない!イリコがいい!」と言う位喜んで沢山たべてくれます。
 イリコの反応も様々で、「お魚がいっぱいある〜」「こいのぼりみたい」と言っていました。中には、食べようとしたイリコが白湯入りのコップに入ってしまい、それを見た子どもが「魚がおよいでる!」「見てん!メダカみたい」と喜んでいました。又、ある時いつものようにお皿に盛ってあるイリコの中に10cmの大きさのものが混じっていました。それを見つけた子どもは目を丸くして「パパじゃ〜」「わぁ、大きい。こっちの小さいのは赤ちゃんやね!」と大きさ比べが始まりましたが最後までこの10cmのイリコは誰にも食べられませんでした。
 そのような毎日の中で、3歳になった子どもがスーパー等で”お魚天国”という歌を聴いて覚えたようで、その歌の中のフレーズの1つがよく会話に出てくるようになりました。子ども「先生、イリコ沢山食べたら頭よくなる?」先生「うん、沢山食べたら頭も良くなるし、体も強くなるはず!!」子ども「分かった。沢山食べるわ」しばらくすると再び同じ質問をしてくるのです。

 そのイリコがどれだけ家庭で使われているのかを知る為に保育所内でアンケートを取りました。その結果、毎日の食事でイリコでダシを取っている家庭が全体の1/2でした。イリコでダシを取る以外の方法として”本だし、しいたけ、アゴ”等があげられました。又、ダシを取った後のイリコをどうするか?では”捨てる”が多く、次に調理して食べる、ペットにあげている事が分かりました。ダシを取った後のイリコですが、ほんのり味が付いていてやわらかく本当に食べやすいのです。
 現代人に不足している”カルシウム源”ですが、保育所では、食後にイリコを食べることで少しでも補って行けるようにしています。子どもたちは、ちょっとした食後のデザート”イリコ”を毎日よく食べてくれます。

 注:”煮干し”は東日本では”ニボシ”と単一の呼び名が普及しています。西日本は”イリ
   コ”だそうです。煮干しの呼び方(名)もそれぞれで、地域によって違いがあるそうで
   すよ。                         (日高由香子 記)
 

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